
ストレス社会に生きる現代人は、常に“力み”と隣り合わせ。
ストレスを感じると、交感神経の働きが優位になり、アドレナリンが大量に分泌されます。
すると、血管が収縮し、血液の流れが停滞するため、筋肉の柔軟性が失われ、関節も硬くなり力みが生じます。日々蓄積されるストレスを放っておくと、からだやこころがギュッと硬くなり、自律神経のバランスが崩れ、様々な不調の原因になります。
自分に力が入っていることに気づくことができますか?
きっと、気づいていない人も多いのではないかなと思います。
わたしのクラスの中でも頑張りすぎて力んでいたり、力を抜いているつもりが抜き方を忘れている生徒さんがよく見られます。
それは、普段から頑張りすぎているから。
例えば、“上手くやらなければいけない、誰かに頼ってはいけない”など、悩んだり抱え込んでしまう…
そのようなこころの力みがからだを力ませ、力みが抜けにくい状態を作っているのです。
まずは、頑張っている自分を受け入れてあげてください。
そして、力んでいる部分を緩めるためにこころの緊張をほぐしましょう。
力を抜くこと、身を委ねること。
わたしにこれを教えてくれたのは、まさしくエアリアルヨガです。
エアリアルヨガを始めてから身を委ねることの気持ちの良さを体感し、からだを緩めることを知りました。緩めようと意識しすぎると、かえって力む原因にもなるので、難しく考えずにただ重力に身を委ねます。
“何かに身を委ねるってこんなに楽なんだな”と、そこから上手く力を抜くことを習得しました。
“力を抜く”とは、決してダラッとしている状態ではありません。
余分な力みがなく、自分の持っている力を存分に発揮できる状態です。
エアリアルヨガは、その力を抜くべき部分、力を入れる部分を教えてくれます。
硬く緊張しがちな部分の力が自然と抜けて、力みのない、ポーズ本来の感覚をからだで覚えられるのです。
自分で力を抜けるようになると、からだはどんどん楽になっていくはず。
そして、たまには人に頼ったり、委ねてみたりということができるようになると、生きることがとても楽になります。
“力を抜くこと、頑張りすぎないこと、休むこと”は、悪いことではなく、とっても大切なこと。
“こころのゆとり”それが自分の幸せになるから。