
ヨガの練習を続けていると、できないポーズにぶつかることがありますよね。
もちろんわたしもまだまだあります。
何回挑戦してもうまくいかない、全然心地良くないし、むしろ辛い…
ポーズの完成形ばかりを追い求めてしまうと、無理をしてしまったり、力んでしまったり、呼吸が浅くなってしまったり…
最悪の場合、からだを傷めることになってしまいます。
そんな時は、そのポーズから少し離れてみませんか?
目標を叶えるために、大切なのは努力です。
それと同時に、“早く結果を出さなきゃ”というような目標に執着する欲、焦りの気持ちを手放しましょう。
できないポーズにこだわるのではなく、できるポーズをより深く練習する。
つまり、目的のものだけを追い求めて先ばかり見つめるのではなく、今の自分に集中すること。
“結果を出す自分”だけしか認めないというのではなく、その結果を目指している“過程の自分”も受け入れることが大切です。
例えば、頭立ちのポーズもある日突然できました。
自分のからだの状態に意識を向けて、しっかりと土台から作る。
そして、“どうしたら心地良いのかな”と、快適かつ安定した状態を探していく。
こんな感じで基本から今の自分と向き合う。
すると、自分の軸がぴったりハマった瞬間があって、自然とポーズがわたしのからだにやってきたのです。
目的のものだけを追い求めて先ばかり見つめるのではなく、今の自分に集中すること。
その結果、いつの間にかポーズが向こうからやってくる。
というような感覚です。
完成形にこだわると、先が遠くて辿り着けるかわからなくなり、嫌になってしまうと思います。
だから、ほんの少しでも成長していく自分を“ここまでこれたね、よく頑張ったね”と、受け入れてあげてくださいね。
焦らずゆっくり、過程を楽しむ。
そんなこともわたしはヨガから学びました。