
わたしたちのこころが不安定な時は、呼吸も不規則になっています。
呼吸の状態とこころの状態は同じで、“呼吸をコントロールできれば、こころをコントロールできる”というのがヨガの考え方。
こころを穏やかに過ごすためには、呼吸が鍵となります。
明日どこで何が起こるかわからない日々の中で、落ち着きを保つことに役立つかもしれません。
とてもリラックスできる呼吸法を2つ紹介しますので、難しく考えず試してみてくださいね。
腹式呼吸
①目を閉じて、おへその下あたりにやさしく両手を当てる。
②呼吸の音に耳を澄ませ、鼻から空気が出入りすることを感じる。
③息を吸いながら、お腹をふくらませまる。
④息を吐きながら、お腹をへこませる。
⑤お腹の動きを両手で感じながら繰り返す。
吐く息を数える
①呼吸の音に耳を澄ませ、鼻から空気が出入りすることを感じる。
②吸う息より吐く息に意識を向ける。
③ゆっくりと息を吐いて、“1、2、3、4、5…”と何秒で吐いているかを数える。
④吐く息を吸う息より長くする。
⑤吐く息と数のカウントに集中しながら繰り返す。
呼吸法はヨガマットがなくても、どこでも手軽にできます。
朝起きた時、夜寝る前、お昼休みなど、この呼吸法を行ってみると、自然とこころが穏やかになってくるはず。
そして、呼吸が安定してくると、ヨガの効果も更に実感できるでしょう。
ヨガのポーズを美しくできるようになるよりも、まず呼吸に意識を向けて、からだとこころが安定する効果を実感してみてくださいね。
今日もひとつひとつの呼吸を丁寧に。